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マッキントッシュ(Macintosh)とは?初代Macから最新モデルまでの歴史を解説【2026年版】

今回はMacが現在の形に至るまでの歴史を調べてみました。
Macは毎年のように新しい機種が発売されていますが、その中から代表的な機種を紹介したいと思います。

Macintosh 128k・512k (1984年)

Macは1984年に発売されました。現在はMacと略称で呼ばれていますが、発売当初はMacintosh(マッキントッシュ)でした。ちなみにMacintoshというのはりんごの品種の名前です。

当初は単にMacintoshという名前でしたが、あとからメモリを増やした512kが発売されたため、初代をMacintosh 128kとして区別するようになりました。

日本円だと70万円ほどで車より少し安い程度の価格でした。
当時としては斬新なマウスを用いたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を持っていました。
また、当時のパソコンでは、画面に表示されているものとプリンターで印刷したものの見た目が違うというのは当たり前でした。それを画面に映っているものを見た通りそのまま印刷できるようにし、現在のDTPの礎となりました。

ただ、ハードウェアの熱問題があり、フロッピーディスクが茶色に焼け焦げるほど内部が熱いときもありました。このことから、「The beige toaster(ベージュ色のトースター)」と言われることもあったようです。

内蔵されていたソフトウェア

MacWrite、MacPaintという2つのアプリケーションが標準添付されていました。これらは当時まだGUIを用いたアプリケーションというものがどういったものかというイメージが開発者やユーザーになかったため、その見本として作られたといいます。これらの基本的なインタフェースは他のOSや、その後のさまざまなGUIアプリケーションに影響を与えています。

このMacintosh128k/512kに使われていたOSは、現在はClassic Mac OS と呼ばれるもので(https://ja.wikipedia.org/wiki/Classic_Mac_OS)、現在使われているOSの元となるバージョンが入っていました。

Marcin Wichary from San Francisco, U.S.A. – en:File:Macintosh,_Google_NY_office_computer_museum.jpg, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=84346215による

Macintosh II (1987年)

Macintoshは初代からしばらくの間は、全て一体型のデザインでモノクロのディスプレイでした。このMacintosh IIにおいて、初めて本体とディスプレイを分離、カラー表示に対応しました。他にもCPUの強化、拡張スロットなど、ビジネスでの使用を強く意識したモデルとなっていました。また、MacOSだけでなく、Mac用のUNIXとなるA/UXも使用可能となっていました。

Alexander Schaelss – 原版の投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=449939による

PowerBook 100/140/170 (1991年)

かつて販売されていたノート型MacintoshがPowerBookです。
標準でハードディスクを内蔵し、140/170ではデスクトップパソコンと同等の性能や使い勝手があり、こちらも後継モデルが多く作られました。
キーボードの手前にパームレストが配置され、そのパームレストの中央にトラックボール(のちのPowerBook 500からはトラックパッド)を内蔵していました。この構成はノート型の基本的な形となり、現在のMacBookにも受け継がれています。
MacBookが出てくるまで、Powerbookの名称は長く使われることとなりました。

Danamania – 投稿者自身による著作物, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2105185による

iMac (1998年発売)

現在でも広く使われているiMacの最初のモデルは1998年に発売されました。
当時のインターネットが一般家庭に普及したことや、独特の見た目からファッション的にも受けがよく、爆発的に売れました。
当時のアップルの経営はかなり悪化していましたが、この商品の発売によって息を吹きかえすこととなりました。
現在ではアルミ素材が使われ、機能面とデザイン面、使いやすさに特化しています。

iMacになってからは、それまでの100/140…のような表記から、年代表記でどの年代に発売されたかによってスペックなどが判別されています。

当時、OSはまだClassic Mac OSであり、現在使われているMacOS X(macOS)が登場するのは2000年9月のことになります。

CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=521646

Mac OS X (2000年)

2000年9月13日にMac OS X Public Betaがリリースされました。

(Apple Storeの当時の記事 https://www.apple.com/jp/newsroom/2000/10/17-Mac-OS-X-Public-Beta-br-Apple-Store-/

これまでのMac OS (Classic Mac OS)と異なり、NeXT社が開発したNeXTSTEPというUNIX系のOSがベースとなり、OSの安定性が格段に向上しました。

呼び方は、最初はMac OS X ,2012年に発売された OS X 10.8 Mountain Lion からOS X , そして2016年に発売されたmacOS 10.12 SierraからmacOSと呼び名や書き方が徐々に変わっています。名前の付け方には法則があり、最初はネコ科の動物の名前、のちに有名な景色がある土地の名前へと変わっています。

2020年11月にmacOS 11 Big Surがリリースされ、Mac OS 9からMac OS Xに移行して以来、約20年ぶりにメジャーバージョンを上げました。その後は毎年メジャーバージョンを上げるようになっており、2025年9月にリリースされたmacOS 16 Tahoeが最新版となっています。(2026年4月現在)

MacBook (2006年)

現在でも使われている、MacBook Pro/Airの初期モデルとなるMacBookが2006年に発売されました。
当時は白いポリカーボネート素材でしたが、2009年にアルミニウムに代わり、現在まで使われています。現在ではProやAirがつかないMacBookは販売を終了しています。

Bactothemacmanphotos32 – 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5092924による

Mac Pro(2006年)

Power Mac G5の後継として発売され、現在では大きく筐体が変わったものが発売されています。
値段は高めですが、その分高機能・高性能なモデルとなっています。
2019年に元の姿をイメージしたようなモデルが作られています。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/Mac_Pro より引用)

MacBook Air、MacBook Pro(2008)

MacBookシリーズは2006年が最初ですが、現在のような外観の商品が発売されたのは2008年のことです。
Airでは薄型・軽量化、Proではプロフェッショナル向けに性能、機能の強化が行われ、用途によって使いやすいように進歩しています。
現在も更新されながら継続して販売されているので、次にどのような新製品が発売されるのか楽しみですね。

L – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=113915401による

(https://ja.wikipedia.org/wiki/MacBook_Air より引用)

Apple Silicon への移行(2020年〜)

2020年、AppleはMacのCPUをIntel製からApple独自設計のチップ(Apple Silicon)に移行することを発表しました。これはMacの歴史の中でも最大級の転換点と言えます。

最初に登場したのがM1チップで、2020年11月にMacBook Air、MacBook Pro 13インチ、Mac miniに搭載されました。iPhoneやiPadで培ったARMベースの技術を活かし、Intel時代と比べて大幅な性能向上と省電力を両立させています。

その後、M2(2022年)、M3(2023年)、M4(2024年)と毎年のように進化を続け、2025年にはM5チップが登場しました。各世代でPro、Max、Ultraといった上位バリエーションも用意されており、用途に応じた選択が可能です。

また、2026年にはiPhoneやiPadと同じA18 Proチップを搭載したMacBook Neoが新たに登場しました。99,800円からという手頃な価格で、Apple Intelligenceにも対応しており、Mac入門機としての新たな選択肢となっています。

現行ラインナップ(2026年4月現在)

Apple Silicon移行に伴い、ラインナップも整理されました。現在販売されているMacは以下の通りです。

モデル 搭載チップ 特徴
MacBook Neo A18 Pro 2026年に登場したエントリーモデル。99,800円〜と手頃な価格で、4色展開のカラフルなデザイン
MacBook Air M5 薄型・軽量のノート型。日常業務からクリエイティブ作業まで幅広く対応
MacBook Pro M5 Pro / M5 Max プロフェッショナル向けノート型。14インチと16インチの2サイズ
iMac M4 24インチ4.5K Retinaディスプレイ一体型。省スペースで高性能
Mac mini M4 / M4 Pro 小型デスクトップ。12.7cm四方のコンパクトな筐体に刷新
Mac Studio M4 Max / M4 Ultra クリエイター向けハイパフォーマンスデスクトップ
Mac Pro M2 Ultra 最上位のワークステーション。大規模な拡張性を持つ

Intel時代には頻繁に聞かれた「ファンの音がうるさい」「バッテリーがすぐ切れる」といった不満は、Apple Silicon世代では大幅に改善されています。特にMacBook Airはファンレス設計で完全に無音で動作します。

Macはデザインや使い勝手に強いこだわりがある

以上が、代表的な機種の紹介でした。

実際にはここに挙げた以外にも多くの機種がありますが、特に節目となる機種をいくつか紹介しました。

調べていて、パソコンとしての機能を追求することに加え、本体のデザインや人の手に馴染みやすいというようなことも徹底していたように思います。

一方で、強いこだわりのせいでパソコン中のフロッピーディスクが焼け焦げてトースターと呼ばれてしまうようなこともありました

賛否あるスティーブ・ジョブズのこだわりですが、そのような強いこだわりをもった分今まで生き残り、新しいデザインを産み出し続けているのかもしれません。

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