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Mac(Macintosh/マッキントッシュ)の歴史

前回はWindowsの歴史でしたので、今回はMacが今の形に至るまでも調べてみました。
が、Macは毎年その年の機種が発売されたり、改良版が非常に多く出ています。
参考となるサイトをもとに1つ1つ書いていくととんでもない量になりましたので(参考サイト http://gotomacer.blogspot.com/2014/01/apple.html)、代表的な新機種を紹介したいと思います。

Macintosh128k・512k(1984年発売)

「Mac」は1984年に発売されました。現在はMacと略称で呼ばれていますが、発売当初はMacintosh(マッキントッシュ)という名前でした。ちなみにMacintoshというのはりんごの品種の名前です。
日本円だと70万円ほどで車より少し安い程度の価格で買えることや、当時としては斬新なマウスを用いたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)、画面に表示されているものとプリンターで印刷したものの見た目が違うというそれまでのパソコンでの文書作成の常識から、画面に映っているものを見た通りそのまま印刷できるようにしたことなどから、非常に売れました。
また、MacWrite、MacPaintという2つのアプリケーションが標準添付されていました。これらは当時まだGUIを用いたアプリケーションというものがどういったものかというイメージが開発者やユーザーになかったため、その見本として作られたといいます。これらの基本的なインタフェースは他のOSも含め、その後のさまざまなGUIアプリケーションに影響を与えています。
ただ、ハードウェアの熱問題があり、フロッピーディスクが茶色に焼け焦げるほど内部が熱いときもあったらしく、フロッピートースターと言われることもあったようです。

このMacintosh128k/512kに使われていたOSは、現在はClassic Mac OS と呼ばれるもので(https://ja.wikipedia.org/wiki/Classic_Mac_OS)、現在使われているOSの元となるバージョンが入っていました。

PowerBook 100/140/170(1991年発売)

かつて販売されていたノートパソコン型MacintoshがPowerBookです。
標準でハードディスクを内蔵し、140/170ではデスクトップパソコンと同等の性能や使い勝手があり、こちらも後継モデルが多く作られました。
ノートパソコンとしてはトラックパッドやバックライトキーボードという機能を搭載していました。
macbookが出てくるまで、Powerbookは長く使われることとなりました。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/PowerBook より引用 Powerbook 100)

iMac(1998年発売)

現在でも広く使われているiMacはここで発売されました。
当時のインターネットが一般家庭に普及したことや、独特の見た目からファッション的にも受けがよく、爆発的に売れました。
当時のアップルの経営はかなり悪化していましたが、この商品の発売によって息を吹きかえすこととなりました。
現在ではアルミホイルの素材が使われ、機能面とデザイン面、使いやすさに特化しているイメージがあります。

iMacになってからは、それまでの100/140…のような表記から、年代表記でどの年代に売られたかによってスペックなどが判別されています。それほど技術進化が早まっているという意味合いにも取れます。

この時、OSはまだClassic Mac OSであり、現在使われているMacOS X(macOS)が登場するのは2000年9月のことになります。

(https://www.gizmodo.jp/2018/05/imac-20th.html より引用)

macOS X(2000年)

2000年9月13日にMac OS X Public Betaがリリースされました。

(apple Storeの当時の記事 https://www.apple.com/jp/newsroom/2000/10/17-Mac-OS-X-Public-Beta-br-Apple-Store-/

呼び方は、最初はMac OS X ,2012年に発売された OS X 10.8 Mountain Lion からOS X , そして2016年に発売されたmacOS 10.12 SierraからmacOSと呼び名や書き方が変わっています。名前の付け方に法則があり、最初はネコ科の動物の名前、のちに有名な景色がある土地の名前へと変わっています。

2020年8月現在はmacOS 10.15 Catalinaが最新です。また、2020年秋に新OS macOS 11.0 Big Surが発売予定となっています。

OSについては短いスパンで変わっていくので、Mac本体が新しくなるスピードよりも早く変わっており、その数も豊富にあります。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/MacOS より)

MacBook(2006年)

現在でも使われている、Macbook Pro/Airの初期モデル商品が2006年に発売されました。
当時は白いプラスチックのような素材だったようですが、2009年にアルミニウムに代わり、現在まで使われています。現在ではMacBookは販売を終了しています。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/MacBook より引用)

Mac Pro(2006年)

Power Macの後継として発売され、現在では大きくモデルが変わったものが発売されています。
以前は動画の編集をする方で丸みを帯びた形のモデルを使っている方が多かったイメージがあります。値段は高めですが、その分高機能なモデルとなっています。
2019年に元の姿をイメージしたようなモデルが作られています。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/Mac_Pro より引用)

MacBook Air(2008) MacBook Pro(2008)

MacBookシリーズは2006年が最初ですが、現在のような外観の商品が発売されたのは2008年のことです。
Airでは軽量化、Proではプロフェッショナル向けに性能、機能の強化が行われ、用途によって使いやすいように進歩しています。
現在も販売しているので、次にどのような新製品が発売されるのかを待ちたいと思います。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/MacBook_Air より引用)

Macはデザイン性もよく見ている

以上が、代表的な機種の紹介でした。

実際には改良版がものすごくありますが、大きく名前がついているものを紹介しました。

調べていて、パソコンとしての機能を追求するというよりも、本体のデザイン性や人の手に馴染みやすい、見てて良いイメージを持つようなことも徹底していたように思います。

その分、パソコン中のフロッピーディスクが焼け焦げてトースター装置と呼ばれてしまうようなこともあったようです。

賛否あるスティーブジョブスのこだわりですが、そのような強いこだわりをもった分今まで生き残り、新しいデザインを産み出し続けているのかもしれません。

今に至るまでかなり形が変わっているパソコンは、現在の最新モデルが最先端だと思えますが、50年後などではもっと違う姿になっているのかもしれないと思いました。

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Macの歴史はAppleの歴史でもあります。そしてAppleといえば創業者であるスティーブ・ジョブス。Appleの歴史について興味のある方はこちらの本を読んでみてはいかがでしょうか。

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