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AIを活用したセキュリティ対策ツール Microsoft Security Copilotが発表

Microsoftが、昨今話題のOpenAIのGPT-4を活用したセキュリティ分析ツール「Microsoft Security Copilot」を発表しました。

Microsoft Security Copilotは、OpenAIの大規模言語モデルとMicrosoftのセキュリティ特化型モデルを組み合わせています。
このセキュリティ特化型モデルから、マイクロソフト独自のグローバル脅威インテリジェンスと65兆を超える日々のシグナルから情報を得ることができます。また、Security Copilotは、Microsoft Azureのインフラ上で動作するため、エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシーに準拠した環境を提供するとのことです。

この製品には主に「インシデント対応」「脅威ハンティング」「セキュリティレポートの生成」という3つの機能があります。

インシデント対応では、現在進行中の攻撃を特定し、その規模を評価し、実際のセキュリティインシデントで実証された戦術に基づく修復を開始するための指示を得ることができます。

脅威ハンティングでは、組織が既知の脆弱性や悪用の影響を受けやすいかどうかを確認します。また侵害の証拠がないか、環境を1つずつ調べます。

セキュリティレポートの生成では、あらゆるイベント、インシデント、脅威を数分で要約し、希望する読者に向けてすぐに共有できるカスタマイズ可能なレポートを作成することができます。

これらの機能は全てAIによってサポートされ、これまで数日かかっていたような作業が数分というレベルに短縮できるということです。

今後はこういった製品がたくさん出てくることが予想されますが、これらのツールによってセキュリティが簡単に強化できるようになるといいですね。

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