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AIチャットサービス「Claude」が10万トークンに対応し、人間が5時間以上かけて読む資料を1分以内に解析

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AIチャットサービスはChatGPTが話題になることが多いですが、対抗サービスとして出てきているAnthropic社のClaudeも改良が進められているようです。

今回のリリースでは、これまで9,000トークンしか処理できなかったものを、一気に10万トークン(約75,000語相当)にまで拡張したとのことです。これによって、何百ページもあるような資料も一気に読み込んで処理させることが可能になったとのことです。

この量は、一般に人間が5時間以上かかるほどの量だそうですが、Claudeは1分以内で処理が可能だそうです。

これからはClaudeで大量の資料を一度まとめさせて、人間は詳細が必要なところだけピックアップするなど、資料の読み方が変わってきそうですね。

具体的に挙げられている応用については以下のようなものが考えられているそうです。

  • 財務諸表や研究論文のような高密度なドキュメントを消化し、要約し、説明する。
  • 年次報告書から企業の戦略的リスクと機会を分析する。
  • ある法律の長所と短所を評価する。
  • 法律文書に潜むリスク、テーマ、さまざまな議論の形式を特定する。
  • 何百ページもの開発者向けドキュメントに目を通し、技術的な質問に対する答えを浮かび上がらせる
  • コードベース全体をコンテキストにドロップして迅速にプロトタイプを作成し、インテリジェントにそれを基に構築または修正する

いずれもビジネスでよく使用されるシチュエーションですね。これらに費やしていた膨大な時間を一気に短縮できる可能性が出てきました。
今後もどのようなアップデートがあるか注目していこうと思います。

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