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企業向け中古ルーターの半数以上でログイン情報や顧客データが消去されていないという研究

英語の記事ですが、以下のような気になるものがありました。

Used Routers Often Come Loaded With Corporate Secrets (中古ルーターにはしばしば企業秘密が隠されている)

この記事によると、研究者の調査において入手した中古の企業用ルーターのうち、半数以上が前の所有者によって完全に初期化されていなかったことが明らかになったということです。

これらのデバイスにはネットワーク情報や認証情報、機密データが詰まっており、これらが悪意のある第三者に渡ってしまう危険性があります。これによって、サイバー犯罪者や国家支援ハッカーが企業のログイン情報やネットワークの詳細などを入手し、実際の攻撃に使用することが考えられます。

安全な処分方法

この問題を避けるためには、適切な方法で処分することが求められます。方法は以下のようなものが考えられます。

  1. データのリセットを実行する:
    ルーターやネットワーク機器を処分する前に、機器に保存されているデータや設定を工場出荷時の状態に戻して、すべての機密データを消去し、デバイスをデフォルトの設定に戻します。
    リセットの実行方法については、メーカーのマニュアルやウェブサイトを参照してください。リセットにも複数のレベルがある場合もあるので、完全に消去できるものかどうかしっかり確認しておきましょう。
    データを消去したルーターは、再利用、またはリサイクルプログラムに出すことが可能です。
  2. メーカーによる引き取りプログラム:
    ルーターやネットワーク機器のメーカーの中には、製品の廃棄を責任を持って管理するために、引き取りプログラムを提供しているところがあります。これらのプログラムには、リサイクルや再利用のための整備が含まれていることが多くあります。メーカーのウェブサイトをご覧になるか、カスタマーサポートに連絡して、引き取りプログラムについて、お問い合わせください。
  3. 安全なデータ破壊:
    ルーターやネットワーク機器を廃棄する際には機密データを確実に消去することが重要でが、単に機器をリセットするだけでは十分でない場合も考えられます。
    そのような場合は工場出荷時のリセットを超えるデータ破壊方法を採用することを検討してください。これには、専用ソフトウェアを使用してデバイスのストレージを消去したり、ハードドライブやメモリコンポーネントを物理的に破壊することなどが考えられます。
    特に、機密性の高い情報が含まれている可能性のある機器については、必要に応じて専門のデータ破壊サービスに相談してください。

おわりに

ルーターやネットワーク機器を適切に廃棄することは、自社を守るだけでなく、環境保全などにも貢献します。このブログで紹介した方法により、個人情報を保護しながら、環境に配慮した方法で機器を処理することができます。


これらの方法ついて確信が持てない、やり方がわからない場合は、ITの専門業者にご相談ください。

弊社、インターステラ株式会社では、中古ルーター処分や買取も行っておりますので、まずは問い合わせフォームからご相談ください。

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