スモールビジネスにおいて、どのようなパソコンやOSを選択するかは業務効率や成果に大きな影響を与えます。本記事では、様々なOSについてメリット・デメリット、推奨するスペックについて詳しく解説し、選び方についてのガイドを提供します。
なお、想定する用途は一般的な事務用PCです。
ですが、時々画像編集やちょっとした動画編集まで行うことを想定しています。
事務用だけで十分では?と思われるかもしれません。ですが、スモールビジネスでは、1台のPCでやるタスクが多岐に渡ります。よって、余裕を持ったスペックで考えておいた方が良いと考えています。
2025年2月13日更新: 2025年の状況に合わせてWindowsのバージョンなどを修正
1. Windows PC
ビジネス環境で最も普及しているOSです。
2025年においては、Windows 11の採用を推奨します。
Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了します。ですので新規導入の際はWindows 11を選択しましょう。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/end-of-support
Windowsには複数のエディションがありますが、量販店で販売されているPCはHome版が多いです。
ですが、ビジネス用にはPro版を選ぶことをおすすめします。
ProはHomeに比べて機能が豊富で、ビジネスに必要な高度な機能を備えています。例えば、リモートデスクトップ、Hyper-Vによる仮想化などが可能です。またBitLockerによる高度なデータ暗号化に対応しています。(Homeでもできないわけではありませんが、制限があります)
詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
Windowsの歴史について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
特徴
- 情報の多さ:
Windowsは利用者が多く、それに比例して情報もたくさんあります。トラブルが起こった場合でも参考になる情報を簡単に得ることができます。 - エンタープライズ向けの管理機能:
エンタープライズ向けの管理の仕組みが充実しています。このため企業での利用に向いています。 - バリエーション:
多くのメーカーがPCを開発しているため、多様な選択肢があります。
推奨スペック
- プロセッサ:第13世代以降のIntel Core i5/i7、AMD Ryzen 5/7
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD 512GB以上
- OS: Windows 11 Pro
- TPM 2.0対応
例
パナソニック レッツノートSR4
軽量・頑丈な小型ノートパソコンです。日常的に持ち歩く方におすすめです。
2. macOS
Macはデザイナーや開発者に特に人気です。
優れた製品デザインと使いやすさが特徴です。近年はApple独自のプロセッサーにより飛躍的な性能向上を果たしています。使い勝手が良いので、Windowsに次ぐ選択肢になると思います。
Macの歴史やWindowsの違いについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
https://machi-it.jp/macintosh/
https://machi-it.jp/windows-or-mac/
特徴
- 直感的な操作:
macOSは直感的かつ一貫した操作性が特徴です。また、Appleの他製品(iPhoneやiPadなど)とのシームレスな連携も魅力です。 - 優れたデザイン性:
Mac本体のデザインや画面表示の美しさには定評があります。 - 統合された環境:
ハードウェアとソフトウェアが一体になって開発されているため、Windowsで起こりがちな特定デバイスがうまく動かないといったトラブルが比較的少ないです。
デメリットとしては、価格が比較的高い点と、Windowsに比べて対応ソフトウェアがやや限られる点があります。
特に、法人向けオンラインバンキングは対応していない銀行があることに注意が必要でしょう。
推奨スペック
- プロセッサ:Apple M2 以上
- メモリ:16GB 以上
- ストレージ:SSD 512GB 以上
例
MacBook Air
価格と性能のバランスの良い機種です。たいていの用途で不満を感じることはないと思います。
Macのおすすめ機種については以下の記事でもっと詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。
4. ChromeOS
ChromeOSはGoogle開発した軽量なOSです。主にクラウドベースのアプリケーションの実行環境として利用されます。一般にはChromebookと言った方が通りが良いでしょう。
クラウドの利用が前提となっていることから、WindowsやmacOSに比べ用途が絞られるかもしれません。
ですが管理のしやすさやセキュリティ、費用などの条件によっては有力な選択肢となるでしょう。実際に学校などで採用されている例はたくさんあります。
特徴
- クラウド中心:
Chrome OSはGoogle Driveと密接に連携しています。そのため、ファイルは全てクラウドに保存され、どこからでもアクセス可能です。これにより、ハードドライブの容量をあまり消費せず、軽快な動作を実現しています。 - 速度: Chrome OSは起動時間が非常に速く、一般的に数秒で使用可能になります。また、OS自体が軽量であるため、全般的なパフォーマンスも優れています。
- セキュリティ: Chrome OSは定期的に自動でアップデートされ、セキュリティ対策も自動的に施されます。そのため、ユーザーが手間をかけずに常に最新のセキュリティ対策を維持できます。
- アプリケーション: Chrome OSではGoogle PlayストアからAndroidアプリをインストールして使用することが可能です。これにより、モバイルデバイスで利用していたアプリケーションをPCでも利用できます。
デメリットとしては、先に述べた通り、オフラインでの作業が限定的であることや、特定のアプリケーション、法人のオンラインバンキングに対応していないことが挙げられます。
なお、導入する場合はChromebook Plusとカテゴライズされているものを選ぶのがおすすめです。これまでChromebookは低スペックなものが多かったのですが、Plusは性能が高く、高度な画像編集やAI機能も使用できるようになっています。
推奨スペック
- プロセッサ:Intel Core i3以上またはAMD Ryzen 3以上
- メモリ:8GB 以上
- ストレージ:SSD 128GB 以上
- OS: Chrome OS
例
ASUS Chromebook Plus CM34 Flip
ペン搭載フリップ型ノートパソコンです。フリップ構造で折りたたんでタブレットのようにも使用できます。画面はタッチ操作とペンに対応しています。
3. Linux
Linuxは自由度とカスタマイズ性が高く、エンジニアや開発者に適しています。逆に言えば、玄人向けで一般事務で使用するのは少しハードルが高いと思います。
特徴
- カスタマイズ性:
Linuxはオープンソースで、ニーズに合わせてカスタマイズが可能です。また、ソフトウェアのリソース消費が少なく、古いハードウェアでも快適に動作します。 - セキュリティ:
Linuxはセキュリティが非常に強固で、ユーザーの間でウィルスがほとんど存在しないと言われています。
デメリットとしては、使い勝手がWindowsやMacに比べて難しく、専門的な知識が必要な場合がある点が挙げられます。
ただし、近年はGUI環境も充実し、またアプリケーションの不足についても様々なアプリやサービスがWebで使用できるようになってきたことから、以前に比べるとかなりハードルが下がってきています。
推奨スペック
- プロセッサ:Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上
- メモリ:8GB 以上
- ストレージ:SSD 256GB 以上
- OS: Ubuntu 22.04 LTS 以上など
まとめ
以上のように、OS、PC選びは使用目的や個々のニーズによって大きく変わります。Windows、Mac、Chromebook、Linuxのそれぞれの特性を理解し、最適な選択を行いましょう。
どのように選べばいいかわからない、導入にあたってのサポートが欲しいといった場合は、ぜひ弊社インターステラ株式会社に以下の問い合わせフォームからご相談ください。