当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。掲載されている商品のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれている場合があります。
この記事は2025年4月時点の情報に基づいています
この記事では、中小企業や個人事業主の方向けの、おすすめのパスワード管理方法をご紹介します。
昨今はSaaSの利用が当たり前になり、いろいろなシステムごとにたくさんのパスワードを管理する必要があります。このような環境ですと、「強力なパスワードを設定したのに付箋に書いて貼っている社員がいる」「毎月のパスワード変更が業務の妨げになっている」といったことがよく起こります。本記事では、このように本末転倒とならないよう、効果的なパスワードの管理方法と、よくある間違った対策について解説します。
多くの組織でセキュリティ向上のために厳格なパスワードポリシーを導入しています。ですが、実は「厳しすぎるルール」が逆効果になっていることがあります。
NIST(米国国立標準技術研究所)の最新ガイドラインでも、従来の「複雑で頻繁に変更するパスワード」より「長くて覚えやすいパスワード」が推奨されています。これは現場の実態を反映した結果なのです。
よくある設定:
発生する問題:
よくある設定:
発生する問題:
よくある設定:
発生する問題:
最もおすすめなのは、専用のパスワード管理ツールを導入することです。これにより
おすすめのパスワード管理ツール:
システムの重要度に応じた分類を行いましょう。 以下はあくまでも例ですが、重要度に応じて認証方法をより高度なものを使用するようにしましょう。
重要システム(人事・経理など):
一般業務システム:
多要素認証とは、英語ではMulti-Factor Authenticationで、略してMFAと表記されることが多いです。
ちょっと専門的な話になりますが、認証に利用する要素は「記憶」「所持」「生体」の3つに分類されています。これらの複数の要素を利用する認証方法を多要素認証と呼びます。
例えばパスワードは覚えるものですので、「記憶」にあたります。この記憶に加え、「所持」や「生体」の情報を利用すると多要素認証となります。より具体的には、「所持」はIDカードやセキュリティキー、ワンタイムパスワード生成機などが使用され、生体は指紋や顔、網膜などを利用するものがあります。
パスワードだけに頼らない認証方法を導入することで、セキュリティを大幅に向上できます。多要素認証が利用できるシステムでは、ぜひ積極的に利用していきましょう。
ちなみに、古いシステムでよく見かける「秘密の質問」は、パスワードと同じく記憶情報なので、パスワードと秘密の質問を組み合わせた認証は多要素認証にはなりません。このような認証方式は「2段階認証」と呼ばれます。秘密の質問は多くの場合個人情報(出身地や学校など)を利用していることから、情報漏洩があった場合の安全性には疑問があります。このため、現在では推奨されない認証方法となっています。
パスワード管理ツールを選ぶ際は、以下のようなポイントについて自身のユースケースと照らし合わせて、比較検討してみましょう。
パスワード管理ツールを導入した場合は、通常管理ツールが自動生成したパスワードを使用していれば良いと思います。ですが、何らかの理由で手動で設定する場合は、以下の方法を参考にしてください。
結果: メモの横行、サポート負担増、セキュリティ意識の低下
結果: 遵守率向上、サポート負担軽減、実質的なセキュリティ向上
効果的なパスワード管理は、セキュリティと利便性のバランスが重要です。システムの重要度に応じた適切なルール設定と、現実的な運用方法の採用が、結果として組織全体のセキュリティ向上につながります。
おすすめのアプローチ:
当社では、パスワードポリシーの見直しから、多要素認証の導入、パスワード管理ツールの選定といったセキュリティに関する実践的なアドバイスを提供しています。まずは以下の問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。