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動画配信、セミナーなど品質が求められる音声の用意

オンライン会議ではほとんどの方が、パソコンに内臓されているマイクとカメラで行なっていると思います。

実際にそれで十分だと思いますし、最初からそのような機能が備わっていることが素晴らしいことです。

ただ、英会話レッスンや吹き替え動画を作成したり、パソコン内蔵のものと差があるような音質のものが必要な場合もあります。

その場合だと、パソコン内臓のものとは別の機器が必要となっています。今回は、音声について書いていきます。

それについて、必要な機器と準備をまとめます。

良い音声を録るのに必要な機器

英会話レッスンなどの用途において必要な機器は、

  • パソコン
  • オーディオインターフェース
  • コンデンサマイク
  • 接続用ケーブル
  • スピーカーorヘッドフォン
  • 録音・録画用ソフト

これらの機器が必要になります。

パソコンとマイクと線だけだとうまくいかないです。

まずオーディオインターフェースとは何かから説明します。

オーディオインターフェースとは

音声をパソコン用の信号に変えたり、パソコンの音声信号をスピーカーに送ったりする変換装置のことです。

マイクとパソコンを繋ぐだけでも音声は出ます。実際にはパソコンの中にもオーディオインターフェースは存在しているので、それにより音声が出ます。ですがパソコン内蔵のものだと、品質をかなり犠牲にして最低限確実に「音声を録音する、発信する」というパフォーマンスが出来る範囲で使う前提となっているので、よりよい音声をとるには別でオーディオインターフェースがあった方が良いです。

値段としては安いものだと1万円以内から、高いものだと10万円するものもあります。個人的には、配信や動画作成で使うならば1万円のものでも問題なくできますし、2−3万のものでしたら十分だと思っています。

現在ではthunderbolt接続が登場し、より品質の高いものもありますが、それらは音楽録音で使われることがほとんどです。厳密には音質劣化しますが、それほど大差ないのでUSB接続のもので十分です。

例えば

こちらのようなものでも良いかと思います。1万円以内だと安い方ですが、壊れやすいというのはあります。ですが頻繁に持ち運ばなければそれほど問題はないかと思います。

ちなみにまず必要ないかと思いますが、個人的には

こちらは一般の方が使ってもかなり上質な音声が録れます。マニアックな人々ではよく話題に上がります。ただ値段もかなり高いので、よっぽど気になる場合です。

 

次はマイクです。

音声用マイク

良い声でのマイク録音をしたい場合には、コンデンサーマイクと呼ばれるものを使うことが多いです。こちらはマイクに電気を流して、より音声を拾いやすくしたものです。誰が聞いても変化がはっきりしているので、電気が流れないダイナミックマイクと呼ばれるものと比べてもわかりやすいと思います。値段が少し高いことと、乱暴に扱うと壊れてしまうことが欠点ですが、こちらも配信などでしたらそれほど壊れることはないです。

例えば

このようなものが良いかと思います。こちらも1万円以内で十分なパフォーマンスが出るかと思います。

また、Youtuberの方が使っているものは意外にも昔からある安価なものだったりするので、鮮明に音声が録れればよいということでもないと思います。高ければ良いというより、適材適所で使うのが良いかと思います。

かなり余裕があればですが、

こちらはある意味スタンダードというか、いわゆるスタジオだとこのようなものを使うことが多いです。

また、ポップガードと呼ばれる、息の音を消してくれるものも用意しましょう。

こちらのようなものです。

配信や話す用でしたら、マイクスタンドは短い卓上が良いです。

このようなものがあるとやりやすいです。

ケーブル(マイク→インターフェースと、インターフェース→PC)

意外にもケーブルによって音質はかなり変わります。使う機器の中で1つでも劣化が大きいものがあるとその基準で音質が決まってしまい、上記の機器がとても良いものだとしてもケーブルが悪いと良いものを揃えた意味がなくなってしまいます。ピンキリでありますが、最低限これがあれば良いというものを紹介します。

ケーブルには、

マイク→オーディオインターフェースと繋ぐものと、オーディオインターフェース→パソコン と、2つ種類があります。

まずはマイク→オーディオインターフェースで繋ぐものですが、

こちらのようなもので良いです。もっと高いものもありますが、十分使えます。

また、オーディオインターフェースとパソコンを繋ぐものです。こちらはオーディオインターフェースについてることも多いですが、単品では

こちらのもので良いかと思います。ここではそれほど音質の劣化はありませんが、どちらかというとレイテンシー(実際に話している音とパソコンに取り込まれるまでの微妙な時間のずれ)が関わってきます。

ヘッドフォン・スピーカー

ヘッドフォンやスピーカーは多種ありますが、自宅で編集するならば1万円以内、1万円代で十分です。

ヘッドフォンだと深夜でも作業できますが、スピーカーの方が疲れにくいので、自分の環境にあったものがあると良いです。

ヘッドフォンだと、

こちらのようなものが良いかと思います。最後の900STは定番ですが、全ての音が聞こえるということと人にとって聴き心地がよいというのは別の話なので、上の2つで十分です。

スピーカーなら、

これらのようなもので良いと思います。個人的にはJBLというメーカーが好きですが、自宅用でしたらそれほど大きくなくて良いです。

動画、音声編集ソフト

動画編集、音声編集ソフトですが、無料で出来るのであれば無料が良いと思います。

動画編集のフリーソフトでよくあがるのはAviUtl、Filmoraです。これらで済むのであればこちらでも良いと思います。

AviUtl

Filmora

これでも可能ですが、字幕をつける、フォントを変える、カットを多く入れるとなると有料版の方がよいと思います。

Final CutやPremiereが有名ですし、Filmoraの有料バージョンもあります。出来ることのレベルとしてはPremiere > Final Cut > Filmora ですが、機能が増えるとややこしくなるのでFilmoraでも十分だと思います。

また、配信ソフトでしたら無料のOBS一択だと思います。これだけ機能があれば正直十分すぎるくらいです。

音声編集ソフトでフリーでしたら、Studio one Primeだと思います。

ただいわゆる広告で使うような音声が欲しい場合は、無料だと正直なところ不可能です。

Logic pro、FL Studio、Cubaseなどありますが、作曲をする場合でなければ比較的安価なLogicやFL studioが良いかと思います。

Logic

FL studio

意外と用意するものがある

以上、よりよい音質、動画を求めるために必要なものをまとめました。意外と多いと思います。パソコン1台で話したり配信、動画共有が出来るということ自体がかなり時代の進歩なので、普段はそれでも十分だと思います。

いざ準備してしまえばそれほどですが、それなりに費用もかかるので、余裕があれば用意してみてはいかがでしょうか。

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