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Windowsの歴史

ふと、WindowsやMacは一体どこから現在の姿に変わっていったのかが気になっていました。
私がパソコンを初めて目にしたのは確かWindows98だったと思います。現在はWindows10となり、名前を変えずにアップデートを繰り返す形となっています。
その元を辿ってゆくと、かなり紆余曲折があったようで、技術が今もなお進歩しているものだということがわかりました。
今回は、Windowsが生まれたところから今に至るまでを調べてみました。

Windowsが初めて発売されたのは、「Microsoft Windows 1.0」という名称で1985年11月20日のことです。
これはパソコン本体というよりも、MS-DOS(ディスク オペレーションシステム)上で動作するオペレーティング環境のことを指していました。

Windowsパソコンの歴代の種類

Windows1.0 (1985年発売)

初めてのWindows OSがは、1985年に発売されました。
正式名称は「Microsoft Windows 1.0」です。
画面としてはファミコンのような画面で、複数のウィンドウを開くことが可能でした。現在のように重ねて表示する方式ではなく、画面上に平面に並べておくものでした。
ただ、当時のパソコンとしては動作が重く、対応しているアプリケーションも少なかったということで、今ほど人気があったわけではなかったです。Windows1.0の画像があったので、参考に載せます。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_1.0 より引用)

Windows2.0(1987年発売)

次に、Microsoft Windows 2.0が1987年に発売されました。
2.0では、複数のウィンドウを重ねて表示することが可能になりました。
また、1つのアプリケーションで複数の文章を書くことが可能になりました。
「最大化」「最小化」という概念もこの時から生まれました。

付属アプリケーションは、
・ペイント
・メモ帳
・カレンダー
・電卓
・時計
・リバーシゲーム
・クリップボード
・コントロールパネル

などがありました。個人的には、このときからペイントのアプリケーションがあったことが驚きました。

このWindows2.0は、1.0よりは商業として成功していましたが、競合も多く今ほど圧倒的なシェアを誇っているわけではありませんでした。(下記画像は2.0の画面 https://ytc-plus.jp/s/itcolumn/detail.html?1477614744より引用)

 

Windows3.0(1990年発売)

Windows3.0は、1990年に発売されました。この頃からなんとなく今のパソコンの面影が見えていく気がします。
3.0ではGUI(グラフィック ユーザーインターフェース)が大きく改善されました。
2.0までは非常に限られた色のみが使用できましたが、3.0からは16色を自由に使えるようになり、とても見やすいものとなりました。
また、メモリ不足の問題を解消し、Windows用の大型アプリケーションの開発が可能になりました。
マルチタスクも可能になり、複数のアプリケーションを同時に開けるようにもなりました。人間が使いやすいように合わせて進歩していったような感覚があります。
この時には、マウスは推奨ではありますが必須ではなかったため、キーボードのみでも操作は可能でした。というよりも、わざわざマウスを使わなければいけないような操作がこれまではありませんでした。
ですが3.0の頃からマウスがあった方がとても使いやすいと感じるようになり、のちに紹介するWindows95の時代からマウスは必須になりました。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_3.0 より引用)

Windows95(1995年発売)

Windows 95は1995年に発売され、ここから「パーソナルコンピューター」が一般家庭にも急速に普及するようになる、1つの転換点でした。
タスクバー、スタートメニュー、デスクトップなど、現在当たり前にある機能はこの時に作られています。

また、マウスもこの時から必須になりました。
この95から、パソコン=インターネットが使えるもの という意識が広まっていきました。Windows95より前はネットワークに接続せずに使用するのが一般的でしたが、95からはインターネットに接続して使う前提のものとなりました。販売当初はインターネット関連の機能は別売りの機能でしたが、改良版では最初からインターネットエクスプローラーが組み込まれています。
日本では1995年11月23日に発売されたようで、一種のお祭りのようでした。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_95 より引用)

Windows XP(2001年発売)

いよいよ2000年代に入り、2001年にWindows XPが発売されました。
ちなみにXPは Experience 経験、体験 からとってきています。
いままで業務用パソコンと家庭用パソコンは別物として作られていましたが、それらを合わせて最も使いやすいパソコンの1つとなりました。


機能面、商業面でも成功をおさめ、現在でも古いアプリケーションを使わなければいけない場合は使われることもあります。
ユーザーの切り替えや、CDの書き込み機能の標準搭載、GUIの自由度など、人が使いやすいように特化して作られていて、根強い人気がありました。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_XP より引用)

Windows Vista(2006年発売)

WindowsVista は、2006年に発売されたもので、2017年までサポートが続いていました。現在は終了しています。

3Dグラフィックの採用や音声認識機能など、様々な新しい技術はありましたが、いかんせんパソコンのスペックが追いつかず、動作が重たいなどの問題が生じ、XPほどの人気は出ませんでした。

Windows 7 (2009年発売)

Windows 7は、2009年に発売され、Vistaを基準としてそれの動作改善が行われました。ある意味、Vistaが本来あるはずだった姿がこちらとなりました。
電源を入れてからの起動の速さ、クラッシュの少なさ、動作の速さなど、ストレスをいかに減らすかを主な焦点として作られていました。
Vistaは厳しい意見が多かったようですが、ある意味試作として、実際に完成されたのは7というイメージのようです。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_7 より引用)

Windows 8(2012年発売)

Windows 8は2012年に発売されました。

Windows8ではタッチパネルに合わせたGUIが制作されました。また、機能としては7の段階で十分な感覚がありましたが、さらなる進歩を目指し8ではスタート画面が一新されました。私は最初は慣れずにやきもきした記憶がありますが、iPadが出ていた時というのもあり、パソコンとiPadなどのタッチパネルが採用されている機器との統一を目指そうという意識があったのかもしれません。
また、OneDriveなどのクラウドサービスも8から採用されています。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_8より引用)

Windows 10(2015年発売)

そして、現在のモデルであるWindows10は2015年に発売されました。

機能としては無償アップグレードプログラムとして、7や8を使っていた方に無償で10へのアップデートを促すというもので、一時期話題になりました。
スタートメニューが復活し、7と8が合わさったようなものになっています。
音声機能アシスタントや、Microsoft Edge、OneNoteなど、当然ですが現在使われている機能があります。


Windows10以降は、後継のバージョンを出さず、10のアップグレードを繰り返すという形になっています。今までの、OSを購入してもすぐに次のものが来るから不満であるという意見を解消した形となっています。ですが、長く時間が空けば、次世代のバージョンが発売される可能性も十分にあります。


このように、Windowsパソコンは最初から広まったというよりも、いくつか失敗も経験しながら改良に改良を重ねた結果、一般家庭に普及したという形のようです。
今でも ここはこうなれば良いのに という機能などがあるかもしれませんが、長い年月でそういった問題を1つ1つ解消していったことが大ヒットにつながったのかもしれません。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Windows_10 より引用)
以上、今回はWindowsの歴史でした。

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